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選べるものならば
最初は、好きな俳優さんが出演していたからでした。

そして、「空白の2日間」という謎めいた煽り文句に惹かれ、
映画館に足を運んだのが、2004年の2月初め頃。


昨日(一昨日?)、TV放送された 『半落ち』


私が今まで観た邦画の中で一番泣いた映画です。



もともと涙腺の弱い私ですが、嗚咽をこらえにこらえ、
溢れる涙を拭っても拭っても追いつかず・・・。

しんとした映画館の中でなかったら、号泣していたでしょう。
何がそこまで私の心の琴線にふれてしまったのか、
その時は自分でもよく解りませんでした。


昨夜も、次のセリフとか場面とか、分かっているのに泣いてしまいました(苦笑)
胸がいっぱいで、この記事も書きかけたのですが、まとまらないまま。


ちなみに、12月8日 土曜ワ○ド劇場で放送されたTVドラマ版『半落ち』、
こちらは渡○恒彦主演でしたが、映画で観たイメージを壊したくなくて、
わざと見ませんでした。σ(^◇^;)



映画の内容については、特に書きませんけれど、私の話を少し。
楽しい話ではありませんが。


この映画を観るひと月ほど前、
私は一緒に暮らした父方の祖母を亡くしました。

4年前の12月17日、それは祖母の誕生日を1週間後に控えた日。

祖母は突然倒れ、すぐ救急車で病院に運ばれて、その時命は取り留めたものの、
お医者様からは
「覚悟をしてください。ひと月もたないでしょう。」
と言われました。

その時、既に左半身不随。

最初は握り返してくれた右手も、日毎に力がなくなり、
か細い声で「水」と訴え続けた声も出なくなっていきました。

水を飲ませてあげたかったけれど、お医者様から禁止されていて。
乾いた唇を濡らした脱脂綿でしめらす程度しかできませんでした。


大晦日になる少し前、一度、心停止しました。

が、伯父の要望で延命処置が行われました。
強心剤のようなものを打ち、ほんの気休め程度の延命処置です。

でも、一緒に暮らした私達家族は早く楽にさせてあげたかった。

たくさんの管に繋がれて、誰の顔も識別できず、水の一滴も飲めず、
ただ祖母の心臓だけが弱々しく動き、息も絶え絶えな、そんな状態から。

祖母は本当にたくさん苦労をしてきた人なので、助からないと判っている以上、
最期の最期まで苦しませたくなかった。

そんな想いが、ちょこっとシンクロしていたみたいです。
映画を観た時、というか、昨日まで気づいていなかったのですけれど(苦笑)

祖母は元旦の早朝、静かに息をひきとりました。



私、骨髄バンクの登録は、ちょっと怖くて、まだ二の足を踏んでいるんですが、
「臓器提供意思表示カード」はいつも携帯しています。

でも、私が本当に持ちたいのは「延命措置拒否カード」なのかも。

「尊厳死宣言公正証書」を作成するとか、
「日本尊厳死協会」でリビング・ウィルの文書を保管してもらうとか、
「ウィルカード」を作成するとか、いくつか方法はあるらしいのですが、
「臓器提供意思表示」のように簡単には、まだできないようです。


選べるものならば、

自分がこの世から消える時も、自分らしくありたいと願った。


『半落ち』は、私にとって、そんな映画なのでした。



【2007/12/29 02:31】 私と私の心 | コメント(3) | トラックバック(0)
<<よいお年をw | ホーム | サンタさんの代わりに>>
コメント
[ ]
私はまず「半落ち」は原作の本を読んで、
映画の方は以前TVで見ました。
原作を手に取った時にはこんな重いテーマとは思っていなくって・・・
桃香さんのようにお身内にそのような経験をされた方は
尚更心に響いたと思います。
桃香さんの記事によって、命の大切さを改めて感じさせられました。

【2007/12/29 19:59】 | URL | まかろん #fNnm7P9k[ 編集] |
[ ]
私は原作を読んでその世界観を壊されたくないので、
映画もドラマも観ていません。

当時、仕事柄会社で本や雑誌を読むことが
OKだったので一心不乱に読んだ記憶が。。。
(あ、今どんな会社だよって突っ込みが聞こえます^^;)

桃香さんのおっしゃるように私も
「臓器提供」と「延命措置拒否」の意思カード
持ちたいと常々思ってます。
けれど、家族にとっては複雑なようで
私一人の意思だけで決めることが正解なのか
答えが出せずに何年もうやむやなままだったりします。

改めてこの年末年始、
「命」について夫と話し合ってみたくなりました。
とても貴重な心に響くお話ありがとうございました。

【2007/12/30 00:45】 | URL | ねこまんま #d4bvHf0I[ 編集] |
[ コメント、ありがとうございます♪ ]
◆まかろんさん

映画を観た後、原作を読もうとしたのですが、映像が場面が思い出され、
涙で文字が滲んで読み進められませんでした。
(今なら、もう大丈夫かな。)

確かに、とても重いテーマですが、意外に身近にある話だと思います。
私の体験から感じたそのままを、記事にしました。
そんな記事に、お言葉をありがとうございました。


◆ねこまんまさん

ねこまんまさんも原作を読まれたのですね。
(会社で読めるなんて、羨ましい!!笑)

「臓器提供」と「延命措置拒否」、私は母にその意思を伝えてありますが、
大切な人からすれば、なかなか納得いかないかもしれません。
私も、最初、母に署名を断られましたし。
将来、私の伴侶がいたとしたら、同意してもらえるかも判りませんし。

「命」に関わるこういった話には、「正解」なんてないのでしょう。
大切な人の意思、大切な人を思う人たちの感情。
頭では理解できても、感情は別物ですから。

拙い私の言葉に、お言葉をありがとうございました。

【2007/12/31 22:37】 | URL | 桃香 #qR6iuWxY[ 編集] |
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